Mimei's Room｜Sakamoto Mimei Official Website（さかもと未明　公式ホームページ）

2015.2.15 [GALLERY]「内山政彦×さかもと未明 PHOTO GALLERY Vol.2 at Artist Room of 成田朱希 in Park Hotel」を公開しました。

2014.9.28 [FEATURE]「棋士『森内俊之』強さの秘密」を公開！

2014.9.1 [FEATURE]「Vol.3 和の美をまとう
引き振袖『椿物語』誕生秘話」を公開！

2014.7.21 [SHOP]「Mimei PORTLATE Photo by 内山政彦」を公開しました。

2014.3.9 [GALLERY]「Vol.1 Portrait by BENJAMIN LEE」を公開しました。

2013.11.1 [FEATURE]「Vol.2 REBIRTH IN FASHION ～新刊『35歳からのモテルる♂への変身術』誕生秘話」を公開！

2013.9.5 [FEATURE]「Vol.1 YASUKUNI BRIDES ～友と共に花嫁になりたくて」を公開！

2013.6.5 [CD]The Blue Regend
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2013.3.1 [BOOK]SHOW CASE
Now on Sale!!

2012.9.12 [CD]La Magic de l'Amour
Now on Sale!!

Photo
　私と写真の縁は深いです。最初に写真に興味を持ったのは、漫画家として過ごしていた26歳の時に、ある編集者の知り合いのカメラマンのモデルをしたのがきっかけ。私の素材をみた別のプロデューサーが、沢渡朔さん撮影での写真集を企画してくれたことで、写真に深い興味を覚えました。その時の企画は実現しなかつたのですが、その後いろんなカメラマンに誘っていだたくことが続き、作品をいくつかとりました。すごくシンプルに言えば「とられるのが好き!」っていうことかな？特に森園みるくさんとのコラボレーションは印象的です。森園さんは、まずフレーミングがドラマチック、そして、独特の色彩感覚をお持ちの方。普通の風景の中でとっても、ゴシックな異世界に連れて行ってくれるんです。その「トリップ感」が病みつきになり、私は写真を撮られることをやめることができませんでした。

　亀石利光さんが撮ってくれた自分のポートレートも大好き！！亀石さんはとても優しく、かわいくとってくださるので、安心して撮影に挑めます。お兄さんみたいなひと。彼の撮ってくれた写真で「女子のお値段」のポスターを作れたこともとてもうれしかったです。

Cartoon
　私はレディコミ作家としてデビューしました。時は日本がバブル真っ只中だった1989年。今の日本では信じられないくらいの好景気で、女性がどんどん仕事をもって恋もしてーーー。性的な描写がいっぱいの大人の恋愛をテーマにした「レディスコミック」というジャンルが、ものすごい活気をもっていたんです。

　最初は恥ずかしかったんだけど、書くなら、誰にもまねのできない大人のエロスを書きたいなって。エロティックなものは嫌いではありませんでした。デュラス、ボードレール、ラディゲ、コレット、谷崎純一郎や三島由紀夫といった、性の匂いのする作家が大好きだったし、いわゆる「Femme fatale」といわれる女優さんたちが大好きだったから。この時代で一番思い出に残る作品は、最初の単行本にもなった「美少女狩り」かな。亜里沙という女の子が、あるカメラマンの被写体になったことをきっかけに、恋をするの。でもそれが報われないと知ったとき、彼女は撮る側に変わり、かつての自分の面影、初めての恋の記憶を求めて、美しくも危うい年代の美少女を「狩る」ようにして撮影しはじめるのよ。またいつか、あの続きが書きたいなあ。

＜描き下ろし漫画＞
　レディスコミックは好きだったけれど、どんどん世界が過激になって、そのあと日本がやがて不況になると育児や子育てのものが中心になりました。それで「私のいる場所じゃないかも」、という思いが募り、歴史漫画を描いたり、週刊SPA！での「ニッポンの未明」みたいな、オピニオン漫画を描くようになりました。

●ニッポンの未明
「ニッポンの未明」はすごく頑張った割に、単行本も二巻で止まってしまってーーー。何でかなあ？？でも、取材中にいろんなチャンスが巡ってきて、総理官邸に行って拉致問題について取材したり、当時の防衛大臣だった石破茂さんと日本の防衛に関して話したり、楽しかったなあ。今でも当時の漫画を読んでいただいた方から「面白かった！！」と、いろんな人に声をかけていただけるんですよ！！産経新聞の「憂ちゃんのおしえてプリーズ！」も、SPA！がなければできなかった仕事。新聞連載も、本当に頑張りました。そして沢山勉強させていだたきました。

●のんのんのんちゃん
　オピニオン漫画の後にトライしたのが子ども向け漫画の「のんのんのんちゃん」これは、編集部自体が連載中になくなってしまって「すべての漫画の単行本化を中止したので、続きが出せません」といわれてしまい、一巻で終わってしまったんだけど、本当は単行本五冊分くらい原稿あるの。いつか、ちゃんと全部単行本にできらいいな。「自分に子どもがいたら、こんなお話を読ませたい」、そんな思いで一生懸命書いた漫画なんです。

●未明日記
　こちらは日刊スポーツに10年近く連載していた日記四コマ。ローマ帝国やニッポンの未明は知らなくても、「ニッカンのアレ？Ｈなページの変な四コマ？？読んでたよ！面白かった」と言われることが多く、たぶん私の漫画の中で一番読まれていた漫画です（笑）。アシスタントちゃんたちも「仕上げていって笑った」と、未だに言ってくれます。チャンスがあったら再開したい。ホームページでネット連載始めようかしら？？

Shogi
　以前、マイナビのインタビューでもお話ししましたが、出会いは漫画雑誌の取材で将棋会館を訪ねたことが始まりです。「将棋の漫画どう？」といわれて取材している間に、「三月のライオン」や「ひらけ駒！」が始まってしまい、「ちょっと遅かったかもーーー」と漫画の企画自体は流れてしまったんですが、取材で知り合った初代竜王の島明先生が私の病気を知って、「将棋なら入院していても楽しめるし、気分転換に覚えたらいかがですか？」と言ってくださってーーー。初代竜王の九段の先生に直に教えていただけるなんて、普通はありえないことなのに、先生はお忙しいにもかかわらず毎月時間を融通くださり、全部で十数回教えてくださいました。その様子は、最初は講談社の「月刊現代」、その後はネットフライデーで連載されました。私が将棋に魅了されたのは、そのゲームの面白さも勿論ですが、棋士の先生方の真摯でまじめで暖かな心に触れたことが大きいです。

　今は鈴木環那さんに月一度個人レッスンしていただくほか、中倉博美さんもに指導いただいて、私の自宅で「高飛車ガールズ奨励会」という研究会をしています。高飛車ガールズは、私たちが団体戦に出るときのグループ名です。看護婦さんの堀田まゆみちゃん、電通コピーライターの飯塚陽子ちゃんらと日々気力を上げるべく精進しています。そうそう、ずっと人づきあいが苦手だった私に「友達」ができたのも将棋のおかげ。あとはジャズが私に友達や先生と交流する喜びをおしえてくれました。大切にしたいです。

Music
＜歌＞
　歌は、「もう漫画家として終わりかもしれない」「手も足も動かなくなるかもしれない」と思った時、「歌なら車いすになってもできるかも」と思って始めました。近所に住んでいてずっと仲良くしてくれた、ジャズギタリストの光井靖先生に突然「先生、歌いたいんだけど、どうしたらいい？」と相談したら、先生は無理だよと言わずに「わかった」と、すぐに女の子のバンド「鳥尾さん」を紹介してくれました。歌なんてもんじゃない、ただ喋っているだけのヴォーカルなのに、みんなとても素敵な演奏をしてくれて、レッスンしてくれて、ライブを実現してくれました。私は小さい頃はいじめられっ子で、学生時代は登校拒否で、漫画家になってからはひきこもりーーー。友だちと遊んだ経験がほとんどなかったのね。ジャズの仲間はそんな私に、生まれて初めて「人とともにいる喜び」を教えてくれました。私にとっての歌は、うまいとか下手でなくて、素直な真心の表現なの。だから、聴いてくれる人が少しでも幸せを感じてくれるように、「辛い時に慰められたよ」と言ってもらえるような、そんな心のお薬みたいな歌を歌いたいなって思っているのです。私自身が音楽と音楽の仲間に本当に癒されたからこそ。　

＜クリヤ　マコトさん＞
　クリヤさんには、当時所属していた事務所社長の紹介で知り合いました。実はもともとファンだったんです。というのも、私のJZ bratでのライブを助けてくれた平野公崇さん(ヨーロッパで数々の賞ほしいままにしたサクソフォニスト。本来はクラシックの方ですが、ジャズでも素晴らしい作品を作られており、「Gurassic」というアルバムに、クリヤさんが参加しているのです)のジャズアルバムの演奏から、「このピアニストはただものじゃない」と、激しくリスペクトしていたのでした。だから、クリヤさんが「君のアルバム作りを手伝うよ」といってくれたとき、夢じゃないかと思うくらいにうれしかった。クリヤさんは、音楽もすばらしいですが、お人柄がまたすばらしくて、本当にいろんな面で支えていただき、「La magie de l’amour」を世に出すことができました。私のへたっぴな歌や細い声を、何とか商品になるようにと心を砕いてくださり、あの素晴らしい世界観を作ってくださいました。演奏にも納浩一さん、大坂昌彦んさという、今の日本で望みうる最高のミュージシャンに頼んでくださってーーー。本当に幸せなシンガーとしてのスタートを切ることができました。可能な限りクリヤさんと、素敵な音楽世界を作っていけたらと思っています。　

＜ライブ＞
　今まで、Chelsea Liveは7回以上行っています。最初は膠原病を発症してすぐのときで、「もういつまで歩けるかわからない。みんなとも何回会えるかわからない。一回一回、さよならかもしれないという気持ちで心を籠めてやろう。たとえ一人しか来なくても、うんと楽しんでもらおう。笑われてもいいからやりたい。体がつらいからみんなと個別に会う時間が取れない。でもみんなと会いたいから、ライブをやろう」　そう思って最初に開催したのが水道橋にある東京倶楽部での「Chealsea live 1」でした。ライブハウス中に風船浮かべたり、すごく工夫したんですよ。

　最初は三回できたら本望と思っていた。健康もお金も尽きると思っていてーー。でも、気が付けば7回も行えて、その中でいろんな素晴らしいミュージシャンに出会い、CDまで作ることになってーーー。本当に、人生って不思議です。ジャズは私に出会いの喜びをくれました。そして、「もうだめだ」という、気力も体力も何もなくなっていたどん底の時に、悲しみと絶望で張り裂けていた心にやさしく浸み込んで、軟膏や優しい羽根のガーゼのようにいたわり、癒してくれたんです。

　私も、そんな歌が歌えたらいいな。それが今の願いで祈りです。上手さではほかの人にかなわないけれど、思いだけは誰よりも深くありたい。そして、人や世界を動かすような表現をしたいと思っています。今まで、いつも横田夫妻がいらしてくださるので、横田めぐみさんとほかの拉致被害者の方の帰国を祈り、「シェルブールの雨傘」を歌い続けてきました。今度は私の作詞でオリジナル曲を披露しようと準備しています。私は、芸術に人を動かす力があると信じたい。世界が動くような表現ができたらいい。私は何の力もないけれど、でも、真剣にみんなの大切な人がちゃんと帰ってくるように祈りながら、これからも歌っていきます。

Beauty
＜アベニュー表参道クリニック、BLANCHE＞
　「他力本願美容堂」にも書きましたが、私の肌は「アベニュー表参道クリニック」の寺島洋一先生に、毎月「オーロラ」や「ポラリス」という光照射をしていただくことでメンテナンスしています。おかげでもうすぐ47歳なりますが、皺やシミで悩んだことがありません。また、歯もBLANCHEの伊藤雅彦先生にきれいにしていただきました。二人とも最高に素晴らしい先生で、腕も人柄も太鼓判です。ぜひ皆さん行ってみてくださいね！！

＜化粧品＞
　アベニュー表参道クリニックおすすめのドクタープロダクツによる「ダーマサイエンス」と、「雪肌精」とインフィニティの美容液を使っています。　

＜ファッション＞
　私は服が大好き！着物も好きだけど、着るものがすべて好きなんですね。だから一時期は家が服やバック、着物で雪崩を起こしてゴミ屋敷にーーー。最近はアイテムを厳選して、収納も工夫しています。今後少しずつ愛しいアイテムと未明流コーディネートをアップしていこうと思っています。今好きなブランドは、鞄はエルメス、ヴィトン。服はシャネルとヴィトンですが、いずれは自分の着る服は、自分でデザインしたいと思っています。　

＜着物＞
　私が初めて着物を買ったのは、吉祥寺の「時代屋」(その後、三鷹に移転しました)という古着屋さん。漆のワインカラーの色無地と唐草文様の帯を買いました。たまらなくうれしくて、白眉に着付けを習いに行くようになり、少しずつ古着でそろえていきました。古着でない着物を初めて買ったのは吉祥寺パルコ「ふじや」さん。浴衣がきっかけで、ご主人にとてもよくしていただきました。振袖のほとんどはこちらで買っています。

　そのあと、33歳で引っ越した先の「信誠堂」さんに、テレビに出た時の訪問着をそろえていただき、素晴らしい大島紬や結城紬の美しさを教えていただきました。ふじやさんも、信誠堂さんも、まるで本当のお父さんのように、かわいがってくれました。私が仕事や人間関係で良いご縁をいただいたのは、着物がきっかけだったと思っています。着物が本当の私以上に私を底上げして魅せてくれました。偶然に着付けを習った白眉きもの学院も、本当に良くしてくださり、私がスッキリに出ていた4年間、毎週朝四時起きで、三人ものスタッフさんが着付けをしてくれました。本当に多くの方の優しさを、着物の世界にいただきました。そして今は、玉川高島屋の「ますいわ屋さん」に良くしていただいています。お店のみなさん、本当に着物が好きでたまらないという方ばかりで、着物好きの私のわがままなお願いに、なんでも相談に乗ってくださるのです。

これからも着物を大切にしていきたい。少しずつ着物のコレクションや思い出語りも、このホームページに加えていきたいと思っています。

Biography
＜膠原病＞
　私が膠原病である「全身性エリテマトーデス」「強皮症」(シェーグレン症候群）であると診断され、難病認定を受けたのは2007年。おそらく2006年に何日も40度の不明熱が続いたので、それが発症だったとおもわれます。そのころから疲労、消耗が酷く、脱毛したり、皮膚にいろんな斑点や異常が出たり、目が酷く痛くてコンタクトがはいらなかったり、レイノー症状だと後でわかりましたが、体温が酷く下がって手足の血流が悪く紫になってしまい、あんまり辛いのでお湯につけると、一度どす黒くなってから元の肌色に戻るんです。手や腕が張って光ったり、指がソーセージみたいに膨れたりもしていましたが、もともとしもやけとかになりやすかったので、「今年は寒いのかな？」くらいにしか思いませんでした。

　病院に行ったのは、指に血の塊のようなぶつぶつが浮き上がってきて、毒虫にかぶれたみたいにひどい痛みが治まらなくなったからです。咳も止まらず、声が出なくなってしまいました。最初は皮膚科や耳鼻科に行きましたが治らないので、山王病院に行くと「膠原病です。東大に行ってください」といわれました。

　最初は本当にショックでした。「神様はいじわる」にも書きましたが、「治せません。最悪、立てなくなったり、手足が壊疽になったり、命にかかわる場合もあります」といわれて、「どうしたらいいですか？」といっても、「ステロイド剤と、場合によっては免疫抑制剤を投与しますが、あとは休んで温めるしかーーー」といわれて、もう本当に泣いてばかりで。

　ステロイドも最初怖くて飲まなかったんです。ほかにも、エンドキサンやレミケードを勧めてくれるお医者様がいたのですがお断りしてーーー。でも、2010年の冬に突然ひどい痛みで手足の腱膜が硬縮して、数か月立ち上がることもできませんでした。それからステロイドを投与し始めて、一番多い時で60ミリ、今は11ミリで落ち着いています。

　いいお医者様にも出会えました、最初は東大の蘆田先生。今は「あしだ皮膚クリニック」を東京月島で開院していらっしゃいます。とても優しい先生。そして今は順天堂の高崎芳成先生に診ていだたいています。高崎先生には、日本財団の笹川陽平先生から順天堂の小川理事長を紹介いただき、見ていただけることになりました。日本の膠原病の専門医の中でも指折りの先生に診ていただけて、これ以上の幸せはないと思っています。先生は本当に丁寧に診てくださるし、優しいので、薬以上に「あんしん」を処方していただいている感じです。

　高崎先生には、ステロイドや血流改善薬、抗炎症薬、ビタミンなどのほかに、コルヒチンという痛風の薬を加えていただきました。これでだいぶ発熱や痛みが楽になりました。あとは少しずつステロイドを減らせると良いのですがーーー。今は焦らず、昔と同じ働き方はできないので、量より質という風に考えを変えて、可能な範囲で原稿を書いています。でもそれも、先生や周りのスタッフ、ヘルパーさんの助力でできていることなので、感謝ばかりなのです。　

＜生活スタイル＞
　この病気になって心がけていることは・・・

　・日に当たらない。
　・少しでも横になる。
　・細かく眠る。よく眠る。
　・野菜、食事をしっかりとる。
　・水分を細かく補給する。
　・疲れないようにする。
　・重いものは持たない。
　・タクシー、ホテルを上手に使い、移動で疲れないようにする。
　・ホカロンをいつも持ち歩き、夏でも保温する。
　・エアコンの空気を吸わないようにする。
　・怪我をしない。
　・手袋、帽子を必ず身につける。
　・時々温水プールで水中ウォーキングする。
　・筋肉や腱膜がこれ以上固くならないよう、マッサージしてもらう。
　・ストレスをためないようにする。
　・とにかく無理しない。
　・ニコニコしているようにする。

　などです。ほかにも、身体に楽なことが分かったら書いていきます。同じ病気の皆さん、頑張りましょうね！　

＜食事＞
　みんなに「食事は大切」といわれ、プリンとチョコレート中心の食生活はやめました！

　星野仁彦先生の勧めもあり、最初に始めた食事療法は「ゲルソン療法」。とにかく生の野菜ジュースを飲みまくるというものです。ジューサーでつくるのは、包丁が使えないので皮が剥けないし洗い物もできないしで無理なので、まずはパックのジュースで始めました。椿山荘に住んでいた時は、一日三回生ジュースを作っていただき、これでだいぶ身体がよくなりました。

　そのあとは乳製品がよくないと聞いたので、大好きだったヨーグルトも絶っています。でもプリンだけはやめられません。

　最近雑穀をご飯に混ぜて炊くようにしています。玄米は私は胃が痛くなってしまい、体質にあいませんでした。無理なくできることを続けるつもりです。　

＜アスペルガー＞
　病気が悪化して働けなくなり、仕事もどんどんなくなって鬱が酷くなり、自殺ばかり考えていたころ、新聞に星野先生の本の広告を見つけました。「部屋が片づけられない。すぐ切れる。忘れ物が多い。時間を守れない。タバコ、お酒がやめられない。長く続く人間がいない。自分は仕事中毒だ。買い物がとまらない」など、「これって私？」と思う特徴が羅列されており、「これらに当てはまれば、あなたは発達障害かもしれない」と書いてありました。

　私は夢中で星野先生を訪ねました。最初はVoiceの取材です。先生は、取材にもかかわらず、自分の辛さを訴えて泣き伏す私の話を何時間もかけて聞いてくたさり、やがて言いました。「診断はつきましたが、編集さんの前で病名を言わない方がいいんじゅないかな？」私は「かまいません」と言いました。先生は聞きなれない病名を言いました。「アスペルガー症候群。高機能自閉症とも言われます。それとADHDが複雑に絡み合っていますね。これから知能検査などをしていきますが、おそらくそれが裏書されるデータが出ると思いますね」と。

　検査結果は、まさしく先生の診断を裏付けるものでした。そして先生が処方してくれた「コンサータ」という薬を服薬して、私は生まれて初めて気持ちが楽になり、驚くべきことに、膠原病由来だと思って動かなくなっていた身体が、コンサータの服薬の翌日からかなり動くようになったのです。私は、精神が身体に与える影響の大きさに驚きました。さらに、アスペルガーと診断され。星野先生の投薬を受けたいと事前に相談したとき、「精神の薬で、体が動くようになると思う」と、高崎先生も予言していたのです。その通りになったことに私は本当に驚きました。

　コンサータを飲む前の私は鬱もひどく、人を攻撃し、部屋は荒れ放題、一日20時間以上眠っていて、起きると死ぬことばかり考え、泣いてばかりでした。それが服薬で収まり、服薬から半年ほど経った私をみて、多くの人が「とても優しくなった。昔とは違うね」と言ってくれました。

　アスペルガーについては、星野先生と共著を準備中です。精神の病気は誤解されることも多いですが、正しく診断し、病気を本人とまわりが理解し、正しく対応することで、幸福に生きることが可能になると思います。そのための本を、実体験を通して書きたいと思っています。

MIMEIDIA
　「媒体の都合で色づけされたくない」「まっさらな私のありのままのメッセージを届けたい」そんな思いでMIMEIDIAという会社を作りました。アートやアーティストは、媒体(メディア)に使われるものでも、投資の対象でもありません。アート自体がメディアであり、感動や力、命、そして経済を生み出すものでなくてはいけないと、私は考えました。その思いを、ビジネスの実態として費用を減していけたらと思っています。どうぞみなさん、ぜひとももMIMEIDIAのアートやビジネスにご参加ください。MIMEIDIAの活動は、共感してくれた皆さんと、理想や夢を現実にしていくことです。

Favorite
　Mimeiが好きだった本、CD 、映画などの一覧です。どんな作家やアーティストに影響されてMimeiができたか、参考にしてみてね。お勧めのものは、見ても絶対に後悔のないものばかりですよ！

　人の心は言葉で作られます。美しい言葉、美しい物語、美しい人に触れてください。「人間ってこんなに美しく生きられるんだ」「こんなにやさしくなれるんだ」(こんなに強くなれるんだ)(勇気をもつって、可能なことなんだ)―――――。

　そんなことを私はみんな、本や映画、音楽、アートに教わりました。どうぞ皆さんもアートや言葉に触れてくださいね。人はパンのみにて生きるものにあらず。人生を生き抜くには、先人の残した言葉が必ず必要です。

　そのうち時間をみて、少しずつライナーや書評ものせていきますね！！