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YASUKUNI BRIDES~友と共に花嫁になりたくて Hoping to be brides with my friend at YASUKUNI

居合の奉納に見た日本人の覚悟と美しさ

The beauty & proud appeared in the performance of IAI.

靖国は、やはり特別な場所なのだと思います。この神聖で、霊験あらたかな場所で挙げさせていただく結婚式の時、日本人としての剣を前にした覚悟を、居合で表現したら素敵ではないかしら。そう思って、神奈川大学経済学部教授の小山和伸信先生に、居合の奉納をお願いしました。居合八段と伺ってはいましたが、拝見したのは式当日が初めてです。直に目にして、その佇まいの美しさに、深い感銘を受けずにいられませんでした。小山先生の人間性には、かねてより敬服していましたが、こんな精神的素養があってのことなのだと、改めて納得いたしました。

刀を持つことを許される人間になるよう訓練することは、人間に深い成長を促すと思います。長く生き、天寿を全うできるのは一番ですが、ただ命永らえ、欲望に溺れ、品位を失うのでは命の意味がありません。私の友人Yちゃんが生きたのは、たったの18年。英霊の皆さんもそうです。短いですが、その美しさ、純粋さが、私の残りの人生に影響を与え、ゆり動かし続けてくれました。

命を軽んじたり、無駄遣いをしたり、無益な戦争を行うのは意味のないことですが、品位を持って生きるため戦う覚悟をもつこと、美しくあろうとすることは、時間を超えた永遠の感動と命を人間に与えるのではないでしょうか。死を見つめ、覚悟した人間だけが、他者を含む命の重みを真に理解するのだと思います。命が儚いことを知っているからこそ、深い愛も生まれる。そういった魂が、他の命を助け、勇気づけ、そして歴史を動かすのだと思います。それだけの思いをもつ日本人がつながり、思いが響き合えば、拉致を含む様々な国難を解決することは必ずできると思います。

そんな命のきらめきを宿せるよう、私も生きて、書きたい。奉納された刀の舞をみながら思わずにいられませんでした。

2013年6月9日 さかもと未明

©All Photos by Naoto Ohkawa.

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